【酒田アート旅まとめ】土門拳記念館・谷口吉生建築・美術館&グルメ
山形県北西部にある酒田市。東北の中でもアクセスは少し不便ですが、その分“わざわざ行く価値のある”アート&建築スポットが点在しています。
せっかく訪れるなら、美術館・建築・グルメをまとめて楽しむのがおすすめ。この記事では、酒田で立ち寄りたいスポットを厳選してご紹介します。
酒田のおすすめアート・建築スポット5選
1. 土門拳記念館(谷口吉生建築)
酒田市出身の写真家・土門拳の作品を収めた美術館。約7万点の寄贈作品から「古寺巡礼」「室生寺」「ヒロシマ」「筑豊のこどもたち」などが順次公開されます。
設計を手がけたのは建築家・谷口吉生。写真・建築・自然が融合する空間は「拳湖」と呼ばれる水辺に囲まれ、静謐な雰囲気に包まれています。
館内には、土門拳と親交のあったイサム・ノグチや勅使河原宏の作品も展示され、豪華な顔ぶれが揃います。


2. 酒田市国体記念体育館(谷口吉生建築)

土門拳記念館の向かいに建つ体育館。半弦状のステージのような造形が特徴で、公共建築ながら芸術性を感じる空間。建築ファンはぜひセットで訪れたいスポットです。
3. 酒田市美術館(安田侃常設)


土門拳記念館から少し歩いた場所にある美術館。企画展も充実しており、洗練された空間でゆったり鑑賞できます。
庭園には安田侃の彫刻作品が常設。白い大理石の作品が緑の中で際立ち、屋外アート散策も楽しめます。
4. 本間美術館

酒田の豪商・本間家にゆかりある美術館。庭園も見どころで、歴史と文化を同時に味わえるスポットです。
5. 酒田市立図書館「ミライニ」



酒田駅前に2022年オープンした複合施設。ロゴデザインは東北芸術工科大学グラフィック学科が手掛け、街の新しい文化拠点となっています。
館内は明るく開放的で、観光客でもふらっと立ち寄れる空間です。
酒田へのアクセス
酒田は「行きにくいからこそ計画的に」がポイント。
- 飛行機:羽田空港 → 庄内空港(約1時間)、空港からバスで酒田まで約40分
- 電車:東京から新潟経由で羽越本線利用、または新庄経由で陸羽西線利用(約4時間)
- バス:東京から酒田まで約8時間、仙台から約3時間
秋田からは特急「いなほ」で約1時間半。日本海側をぐるっと巡る東北旅にも組み込みやすいです。
酒田おすすめグルメ

- ル・ポットフー
酒田の老舗フレンチ。今は「ミライニ」内に移転しました。実際に行ってみましたが、クラシックな味わいながら気取らない雰囲気で美味しくいただけました。人気なので予約してから行くのがおすすめ。 - こい勢(寿司)
地元の方に「酒田で寿司といえばここ」と教えていただいた老舗。私はまだ行けていないのですが、みんな口を揃えておすすめする名店です。 - 酒田みなと市場 小松まぐろ専門店
新鮮なマグロ丼が有名で、SNSでも評判。次回行くときに狙っているお店です。
酒田おすすめホテル


- 月のホテル(実際に宿泊)
酒田駅から徒歩1分、ミライニ内にある便利なホテルです。実際に泊まってみましたが、ロビーの本棚やソファの雰囲気が心地よく、客室はシンプルで清潔。館内レストランでは地酒も楽しめました。旅の拠点にぴったりです。
📌 料金比較
まとめ
酒田市は、谷口吉生・安田侃といった世界的アーティストの作品を間近に感じられる、東北有数のアート建築都市。
土門拳記念館と酒田市美術館を軸に、グルメや宿泊も含めて1日〜2日の旅程を組むのがおすすめです。
アクセスは少し不便ですが、その分「わざわざ行く価値のある街」。建築好き、アート好きには必訪のスポットです。
酒田から車で30分ほどの鶴岡にも、建築やアートスポットが点在しています。
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