ベネッセハウスパーク宿泊記|部屋の雰囲気・料金・特典と他棟との違い
みんな大好き「ベネッセハウス」
直島の旅で一度は泊まってみたいと憧れる特別なホテルです。
今回私が選んだのは、その中でも自然に一番近い「パーク棟」。
実際に泊まってみると、写真やパンフレットでは伝わらない「夜の美術館」「朝の静けさ」を体感でき、直島の魅力をさらに深く味わうことができました。
この記事では、ベネッセハウスパークの部屋の雰囲気や宿泊特典、実際の料金、そして他棟との違いについてご紹介します。
ベネッセハウスパークとは?
直島の「ベネッセハウス」は、美術館とホテルが一体となった特別な宿泊施設。安藤忠雄が手がけた建築で、ミュージアム・オーバル・パーク・ビーチの4棟から成ります。
その中でパーク棟は、唯一の木造建築。
瀬戸内海を望む芝生広場に面して建ち、ナチュラルな温もりと開放感に包まれています。ミュージアム棟やオーバル棟ほどの“特別感”はないものの、自然とアートを同時に楽しめる居心地のよさが魅力です。
さらにパーク棟には「杉本博司ギャラリー 時の回廊」があり、宿泊者は夜遅くまで鑑賞可能。夜になるとバーに変わるスペースもあり、館内で一晩中アートと時間を過ごせます。
実際に泊まってみた感想(部屋編)

部屋に入った瞬間に感じたのは木の温もり。大きな窓の外には芝生と瀬戸内海が広がり、屋外作品が点在する景色を眺めながら過ごせるのはまさに贅沢です。
室内はシンプルながら広々としていて、ベッドも快適。窓から差し込む光と、夜の静けさに包まれながら過ごす時間は「自然とアートに泊まる」体験そのもの。
アメニティも揃っていて、Wi-Fiも快適。旅の記録を整理したり、写真をSNSに投稿したりするのにも困りませんでした。
宿泊料金と予約の流れ
私が宿泊した際は1泊6万円台(2名利用・朝食付き)。目安としては1人3〜5万円前後です。
予約は公式サイト、一休.com、楽天トラベルなど。私は一休.comから予約しましたが、キャンペーン割引やポイント還元があり、お得に泊まれました。
直島は人気が高いため、週末や連休は数か月前から埋まってしまうことも。予定が決まったら早めの予約がおすすめです。
夜の美術館鑑賞
ベネッセハウス宿泊の特典は、やはり夜の美術館体験。
パーク棟に宿泊していても、夜には送迎でミュージアム棟まで行けるので、静まり返った展示室をじっくり楽しめます。
「時の回廊」とバー
パーク棟に併設された「杉本博司ギャラリー 時の回廊」は宿泊者なら自由に鑑賞可能。夜はバーとして開放され、アートとお酒を同時に楽しめる特別な時間でした。
朝の散歩と朝食
翌朝は、朝5時に起きて島のアート散歩へ。静かな時間に屋外作品や海辺を歩くのは、宿泊者ならではの贅沢。その後ホテルに戻って朝食をいただき、1日の始まりを満喫しました。
夕食は外で
ちなみに夕食は館内レストランではなく、直島の人気イタリアンへ。外で食事を楽しんでから戻ってくるのも、柔軟な過ごし方としておすすめです。
宿泊者専用シャトルバス
さらに便利なのが、宿泊者専用のシャトルバス。
港からホテルまではフェリーの到着時間に合わせて運行されており、直島に着いたらすぐに利用できます。
また、敷地内の各棟を巡るシャトルも時刻表に沿って走っていて、夜の美術館鑑賞や食事の移動にも困りませんでした。タクシーが少ない直島では、このシャトルがあるだけで安心感がぐっと高まります。
パーク棟はこんな人におすすめ

泊まってみて感じたのは、パーク棟は次のような方に向いているということ。
- 自然の中でアートをゆったり味わいたい人
- 夜や早朝も直島を大満喫したい人
- ファミリーや友人グループで落ち着いた滞在をしたい人
- 宿泊しながらアート鑑賞もお酒も楽しみたい人
特別感を求めるならオーバル棟やミュージアム棟が候補になりますが、「居心地の良さ」「使いやすさ」ではパーク棟が一番だと感じました。
他棟との違いをざっくり紹介
- ミュージアム棟:美術館直結。アート好きには理想的。
- オーバル棟:専用モノレールで行くプレミアム空間。全室スイート仕様。
- ビーチ棟:海辺にあり、カジュアルに楽しみたい人向け。
私は今回パーク棟を選びましたが、次はオーバル棟にも泊まってみたいと思いました。宿泊棟ごとに体験が大きく変わるのも、ベネッセハウスの面白さです。
まとめ:パーク棟に泊まる価値はある?

ベネッセハウスパークは、アート・建築・自然・時間をすべて味わえる特別な宿泊棟でした。
夜の美術館、時の回廊、朝のアート散歩は、宿泊者しか体験できない贅沢。
直島の旅を「ただの日帰り観光」から「アートと一緒に過ごす旅」へと変えてくれるのが、ベネッセハウスに泊まる大きな魅力です。
その中でもパーク棟は、落ち着いた空間と自由度の高さで、直島滞在を一番心地よいものにしてくれると感じました。
実は日本一好きな宿かもしれませんね。