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美術館巡り初心者必見!全国で訪れるべき5つの美術館

美術館巡り 初心者 
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美術館デビューってちょっと緊張しますよね。初めての美術館は「敷居が高そう」「マナーとか難しいのでは?」と不安になりがちです。でも大丈夫!実は美術館は誰でも気軽に楽しめる場所なんです。今回は、まるで美術館に詳しい友達が話しているような感じで、初心者さんに向けて美術館 楽しみ方のコツや基本の美術館 マナー、そして初心者 美術館 おすすめのスポット5選をご紹介します。この記事を読めば「よし、美術館に行ってみよう!」と思える前向きな気持ちになれるはずですよ。さっそく見ていきましょう!

美術館の楽しみ方とマナー

初めて美術館に行く前に、知っておくと安心な楽しみ方のコツと基本マナーを押さえておきましょう。難しいことは何もありません。ポイントさえつかめば、美術館初心者でもリラックスしてアート鑑賞を満喫できますよ。

美術館をもっと楽しむコツ

  • 気になった作品に素直に向き合う: 難しく考える必要はありません。まずはパッと見て「好きだな」「綺麗だな」「不思議だな」と思った作品をじっくり眺めてみましょう。自分の心に響くものがきっとあるはずです。
  • キャプションや解説を読んでみる: 展示作品のそばにはタイトルや作者、制作背景などが書かれたキャプションがあります。それを読むと作品の背景や作者の思いが分かり、グッと理解が深まります​。知らなかった物語を知ると、アートが身近に感じられて楽しいですよ。
  • テーマを決めてみる: 「今回は色使いに注目しよう」「風景画に絞って見てみよう」など、自分なりのテーマを決めて鑑賞するのもおすすめです。共通点を探すうちに発見があって、より作品に入り込めます。「これは自分ならどう感じるかな?」なんて考えてみるのも面白いですね。
  • 疲れたら休憩する: 長時間歩き回ると疲れて集中力も切れてしまいます。館内のベンチやカフェで一息つきましょう。お茶を飲みながら「どの作品が良かったかな」なんて振り返る時間も、美術館巡りの楽しみの一部です。焦らずマイペースで大丈夫ですよ。

美術館鑑賞の基本マナー

  • 作品に触れない・近づきすぎない: これは基本中の基本!展示物には絶対に触らないようにしましょう。また、ガラスケース越しの展示でも近づきすぎるのはNGです。作品を守るために、適度な距離で鑑賞してくださいね。
  • 館内では静かに: 美術館では他の来館者も静かに鑑賞しています。大声で話したり走り回ったりすると周りの迷惑になってしまいます。友人と行っても会話はヒソヒソと控えめにしましょう​。静かな空間だからこそ、作品の世界に浸れるんです。
  • 荷物と飲食に注意: 大きなバッグや傘を持ったままだと、うっかり展示にぶつけてしまうかもしれません。コインロッカーがあれば荷物は預けて身軽に鑑賞するのがマナーです。また展示室内での飲食も禁止なので、飲み物は蓋つきボトルに入れてバッグにしまうか、入口で預けておきましょう。
  • 写真撮影はルールを確認: 最近は写真OKの展覧会も増えてきましたが、基本的にはフラッシュ禁止ですし、美術館によっては撮影自体NGの場合もあります。「撮りたい!」と思ったら、その場の案内表示を確認してくださいね。撮影可でも三脚や自撮り棒は使わないようにしましょう。
  • 携帯電話はマナーモード: 鑑賞中にスマホの着信音や通知音が鳴ると、自分も周囲もびっくりしてしまいます。入館前にマナーモード(サイレントモード)に設定しておくと安心です。

基本的なマナーは「他の人と作品への思いやり」がベースです。難しく考えず、「自分がされて嫌なことはしない」と意識しておけばOK!これさえ守れば、美術館初心者のあなたも周りに気兼ねなくアートを楽しめますよ。

初心者におすすめの美術館5選

それでは、いよいよ美術館初心者にぜひ行ってみてほしい全国の美術館5つをご紹介します。それぞれ個性的な魅力がありつつ、初めての美術館でも楽しみやすいポイントがあるスポットばかりです。お気に入りの場所を見つけて、美術館巡りデビューしてみましょう!

1. 国立新美術館(東京・六本木)

国立新美術館(NACT)は東京・六本木にある、日本でトップクラスの巨大な美術館です。波打つようなガラス張りの外観はそれ自体が芸術作品のようで、初めて訪れるとまず建物の迫力に圧倒されるでしょう。日本最大級の展示スペース(延べ14,000㎡!)を誇り、常設展を持たない代わりに様々な企画展が開催されています​。建築家・黒川紀章が手掛けた館内は天井が高く開放的で、「美術館ってこんなに広々してるんだ」とリラックスできるはずです。

初心者向けポイント

展示のテーマが幅広いので、「現代アートは難しそう…」という美術館初心者でも興味をひきやすい作品に出会えます。無料で観られる展示やイベントも時折開催されているので、まずはフラッと立ち寄ってみるのもアリです。美術館内にはおしゃれなカフェテリアもあり、美味しいスイーツやランチを楽しめるので休憩スポットとしても◎。初めての美術館体験に迷ったら、とりあえず国立新美術館に行けばハズレなしですよ。日本最大級の展示スペースを誇る美術館で、毎回話題性の高い企画展が開催されます。

見どころ

国立新美術館では国内外の多彩な企画展が常に話題になります。たとえば有名美術館の巡回展から最先端の現代アート展まで、ジャンルもテーマもいろいろです。館内の中央にあるガラス張りのアトリウム空間は光が差し込んで心地よく、作品鑑賞と併せて建築の美しさも楽しめます。黒川紀章設計のユニークな曲線デザインの建物は写真映えも抜群ですよ。

2. 地中美術館(香川県・直島)

香川県直島(なおしま)にある地中美術館は、「アートの島」直島を代表する特別な美術館です。建築家・安藤忠雄の設計で、建物の大半が地中に埋設され景観と調和するよう造られています​。

その名の通り外からはほとんど姿が見えず、中に入ると自然光を巧みに取り入れた不思議な空間が広がります。まるで美術館全体が一つのアート作品の中にいるような感覚に包まれ、初心者さんでもワクワクすること間違いなしです。

見どころ

地中美術館ではクロード・モネ、ジェームズ・タレル、ウォルター・デ・マリアという3人のアーティストの作品が恒久展示されています​。モネの「睡蓮」は自然光のみで鑑賞できる贅沢な空間で、その美しさに思わず息を呑みます。タレルやデ・マリアの現代アート作品も、光や空間を体感するインスタレーションで「なんだか不思議だけど面白い!」と感じられるはず。館内は撮影禁止ですが、その分しっかり記憶に焼き付けて帰りたくなるような名作ばかりです。

    初心者向けポイント

    展示作品の数は多くないので、一つひとつの作品にじっくり向き合えます。「たくさんあっても全部わからないよ…」という心配は無用です。少数精鋭の展示だからこそ、初心者でも集中して鑑賞を楽しめるんですよ。現代アートに触れるきっかけとしても最適ですし、周囲にはベネッセハウスや島全体のアートスポットも点在しているので、美術館巡りと島観光をセットで満喫できます。なお地中美術館はオンラインによる日時指定の予約制なので、訪れる際は公式サイトで事前予約をお忘れなく!

    3. 長野県立美術館 東山魁夷館(長野県

    長野県長野市にある長野県立美術館 東山魁夷館(ひがしやま かいい かん)は、日本画家・東山魁夷(1908-1999)の作品を専門に展示する美術館です。善光寺のすぐ隣に位置し、四季折々の自然景観に恵まれた静かな空間が魅力。館内に一歩入ると、木漏れ日が差し込むような穏やかな雰囲気で心が落ち着きます。「美術館ってなんだか癒される…」と感じられる、初心者にも優しいスポットです。

    見どころ

    東山魁夷は日本を代表する風景画家で、その作品は日本の美しい四季や長野の自然を題材にしています。館内では代表作《緑響く》《白馬の森》など、まさに「風景は心の鏡である」と語った東山魁夷の世界を体感できます​。

    季節ごとに展示替えが行われ、春には桜景色、秋には紅葉といったように、その時期ならではの作品に出会えるのも楽しみです。魁夷が残した詩的な言葉の数々もパネル展示されていて、絵と合わせてじんわり心に響きます。

    初心者むけポイント

    自然を描いた作品が多いので、美術に詳しくなくても直感的に「綺麗だな」「好きだな」と感じやすいはずです。難しい知識がなくても、自分の故郷の風景を思い出したり季節の空気を想像したりと、素直に絵の世界に入り込めます。館内は静かでベンチもあるので、自分のペースでゆっくり鑑賞できるのも初心者には嬉しいポイント。鑑賞後はすぐ近くの善光寺周辺をお散歩するのもおすすめです。歴史あるお寺と美術館をセットで巡れば、長野の文化と自然を丸ごと味わえる充実した一日になりますよ。

    4. 兵庫県立美術館(兵庫県・神戸)

    兵庫県神戸市のウォーターフロントに建つ兵庫県立美術館は、そのモダンな建築と豊富なコレクションで知られる大型美術館です。設計は世界的建築家の安藤忠雄氏で、打ちっぱなしコンクリートの幾何学的なデザインがとてもスタイリッシュ!館内外からは神戸の海を望むことができ、アート鑑賞と同時に開放的な景色も楽しめます。2002年の開館以来、「芸術の館」という愛称で地元に親しまれているスポットです。

    みどころ

    常設展示では兵庫ゆかりの芸術家による近代美術作品を中心に、絵画・彫刻・工芸など約1万点以上ものコレクションが収蔵されています​。印象派から現代アートまで幅広い作品に触れられるのが魅力です。また話題の企画展も積極的に開催されており、過去にはゴッホ展など国内外の名品を集めた展覧会も開かれました​。

    安藤忠雄設計の建物自体も見どころたっぷりで、美術館の2階には安藤建築を紹介する「Ando Gallery」(安藤忠雄コーナー)も常設されています。建築ファンにとってもたまらない空間ですよ。

    初心者向けポイント

    美術館初心者にとって嬉しいのは、そのアクセスの良さと展示バリエーションの豊かさです。神戸市街地から行きやすい場所にあり、館内がとても広いので人が多くてもゆったり鑑賞できます。絵画だけでなく彫刻やデザイン作品もあるので、「自分はこのジャンルが好きかも!」という発見がきっとあるはず。また館内には海に面したテラスやカフェもあり、潮風を感じながら一息つけば非日常のリフレッシュに。美術に詳しくなくても、「なんかすごい建物!」「海が見えて気持ちいい!」と感じるだけで訪れる価値アリですよ。

    5. 札幌芸術の森美術館(北海道・札幌)

    北海道札幌市にある札幌芸術の森美術館は、広大な「札幌芸術の森」公園の中に位置する美術館です。都会の喧騒を離れ、豊かな森に囲まれたロケーションが最大の魅力!美術館の周囲には野外彫刻公園が広がり、四季折々の自然とアートが融合した開放的な空間を楽しめます。夏は青々とした木々の中で、冬は雪景色とともに、訪れる季節によって全く違う表情を見せてくれる美術館です。

    見どころ

    館内では札幌および北海道ゆかりの作家による絵画や彫刻、版画などの作品を収集・展示しています​。郷土の芸術に触れられる企画展や、現代美術の動向を紹介する展覧会なども開催され、地元ならではの文化を深掘りできるのが面白いところです。また敷地内の野外美術館(彫刻公園)には、なんと64人の彫刻家による74点もの彫刻作品が7.5ヘクタールもの森の中に点在しています​。広大な森を散策しながらアート作品を探すのはまるで宝探しのようで、大人も子どもも夢中になってしまいます。

    初心者向けポイント

    美術館デビューに札幌芸術の森美術館がぴったりなのは、「美術館=屋内で静かに鑑賞」というイメージを良い意味で裏切ってくれるところです。展示室で作品を観た後は外の彫刻散歩へ繰り出せば、自然の中でリフレッシュしつつアートを楽しめます。ずっと室内にいると飽きてしまいがちな初心者でも、ここならアクティブに過ごせるので退屈しません。春から秋は特に気候が良くおすすめの季節です(冬季も雪景色の中で彫刻鑑賞できますが、防寒と雪道対策は忘れずに!)。自然と芸術が調和したこの美術館でなら、「美術館って楽しい!」というポジティブな第一歩を踏み出せることでしょう。

    冬のかんじきウォークの様子➔https://youtu.be/ZngV-Crz3dE?feature=shared

    まとめ

    いかがでしたか?今回ご紹介した5つの美術館は、それぞれ独自の魅力がありつつ初心者でも楽しみやすいスポットばかりです。「美術館って難しそう」と感じていた方も、ちょっと行ってみたくなったのではないでしょうか。まずは気になる美術館に実際に足を運んでみてください。アートを前にすると、不思議と心が豊かになったり新しい発見があったりするものです。

    最初は分からなくても全然大丈夫。感じ方に正解はありませんから、自分なりの楽しみ方でOKです。ぜひ次のお休みに、美術館巡りデビューしてみましょう!きっと素敵な時間が待っていますよ。そして慣れてきたら、またこのサイトで他の美術館情報やアート巡りプランもチェックしてみてくださいね。あなたの「お気に入りの美術館」が見つかりますように。では、楽しい美術館ライフを!

    ABOUT ME
    NAOMI
    NAOMI
    アート・建築巡りの人
    芸術で日常や旅が楽しくなるライフスタイルブログ。 アート巡り・建築探訪・バレエなど芸術鑑賞が好き。 美術館巡り歴は0歳から。社会人になってからの通信制美大経験有 美しい作品・空間を求めてどこまでもおでかけするよ。
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