池田亮司さんとは
池田亮司さんはパリで活躍する電子音楽・実験音楽のミュージシャンであり現代美術家・メディアーティストです。
超音波や周波数など数学的で物理的なところから音楽や視覚芸術作品を創りだしています。
実際に作品を体験すると、唯一無二の世界観に圧倒されてしまします。
池田亮司さんはダムタイプの音楽など担当もしている。
というとピンとくる方も多いのではないでしょうか。
ダムタイプは様々なジャンルのアーティストが芸術表現を模索する活動を行っています。
固定メンバーはおらず個々の活動がとっても活発です。
弘前れんが倉庫美術館「池田亮司展」みどころ
2009年以来の国内大規模展として注目を浴びています。
弘前れんが倉庫美術館ならではの大空間の建築に合わせた作品展示が見どころです。
池田亮司さんは自分の職業を「コンポーザー」と称することがあります。
空間に合わせてどのように配置するか、見え方だけではなく音ももどのように聞こえるかなど音と映像の作品を創る池田さんならではの観点で展覧会も創り上げられます。
<data-verse 3>
どの作品も素晴らしく圧倒されていたのですがやはり大迫力だったのがこちらです。
2021年アートバーゼルで公開された作品を日本初展示。
<data-verse>は三部作となっており最終章のものです。
CERNやNASAといったオープンデータを取り入れて、原子核の内部から宇宙というスケールでマクロとミクロを行き来するという…文章でよむと難しい所一目瞭然でした。
壮大すぎて池田さんは本当どんなことを考えているんだろう。
私ってとてもちっぽけだわ…と圧倒されながらも繰り返し音楽と映像の渦に飲まれてしまいました。
館内の拭きぬけ大空間に投影されます。真っ暗なので没入感もひとしおです。
弘前れんが倉庫美術館
〒036-8188 青森県弘前市吉野町2-1
最寄り駅:JR弘前駅
(徒歩:約15分 車:約7分)
開館時間:9:00-17:00
休館日:火曜日 (祝日の場合は翌日に振替)、年末年始