三島さんの訃報を聞いて、想像以上に落ち込んでしましました。
2024年6月19日病気のため永眠されたそうです。
91歳のパワフルな展覧会を観たばかり。回顧展のように昔の作品や映像もみることができた。
三島さん最高!素敵な女性アーティストだ!と憧れが増した矢先だったからでしょうか。
ずっと触ってみたいと思っていた作品の缶。念願のおさわりコーナーで触れられて願いがかなった後だったからでしょうか。ショック。
会期終了まであと少し。行ける方はぜひ行ってみてください。
三島喜美代さん
三島喜美代さんは、1932年大阪生まれ。戦後の混乱期を経て、その影響が彼女の作品にも色濃く表れているそうです。80歳を超えてから評価が上がっていったアーティストとのことですが、練馬で過去作品をみてもやっぱりかっこよかった…
彼女の作品は、身近な日用品やゴミといった「普通のもの」を素材にし、それを新しい視点で捉え直すことで独自の楽しい作品を生まれているよう。
新聞紙や缶、ボトルなど、誰もが見慣れたものも彼女の手にかかれば…
リアリティさだけではなく、全く別の表情を見せます。日常の中に潜む非日常。身近なものの問題も考えさせられちゃう。
なんだかかったるい毎日、同じ繰り返しに見える中でも、
「あ、これ三島さんの作品にあった缶じゃん」って見つけた日には、ただの缶でもなんだかテンションが上がって頑張れる気になりました。
「未来への記憶」シリーズは、現代の消費社会への鋭い視点を投げかけています。
めちゃくちゃ直島に行きたい。
最大規模のインスタレーション作品≪20世紀の記憶≫
床一面にたくさんの耐火レンガがぎっしりと敷き詰められていました。
それぞれのレンガの表面には、三島さんが20世紀の100年間から選んだ新聞記事が転写されています。
20世紀の記憶の断片を視覚化したようですよね…
割れちゃう新聞たち。
柔らかさを感じるんだから面白いですよね。
アクセス
初めて行ったんですけど駅ちかですね。
天候の悪い日でも良さそうです。
練馬区立美術館
「三島喜美代ー未来への記憶」
2024年5月19日~7月7日
10:00〜18:00 ※入館は17:30まで
東京都練馬区貫井1-36-16休館日:月(祝日の場合は翌平日)
中村橋(池袋駅より6駅目約16分)徒歩3分
一般 1000円 / 高校・大学生および65~74歳 800円 / 中学生以下および75歳以上 無料